ラ・フォル・ジュルネとは

ラ・フォル・ジュルネとは

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1995年に新潟市の姉妹都市フランスのナント市で誕生したラ・フォル・ジュルネは、今までのクラシックの常識を覆した、まったく新しい音楽祭です。アーティスティック・ディレクターのルネ・マルタンが創り出したのは、驚きに満ちたクラシック音楽の宝石箱。その勢いはフランス国外にも拡がり、2005年に東京、2008年に金沢、そして2010年からは新潟とびわ湖で開催しています。

「ラ・フォル・ジュルネ」という名称の由来について

1995年に初めてナントのラ・フォル・ジュルネを企画したとき、テーマを「モーツァルト」にしたいと思ったのです。まず頭にあったのは、まる2日間くらい24時間絶え間なく音楽を、いくつもの会場でコンサート形式で提供し、まさに祝祭的な催しにしたい、という思いでした。
そこで音楽祭のタイトルを考えてみたのですが、モーツァルトが自分のオペラの元にした、ボーマルシェの演劇作品の副題にインスピレーションを受けたのです。
そのタイトルとは、「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)、あるいはフィガロの結婚」。 この戯曲は1784年に発表されたのですが、まさに当時の価値観を覆す革命的なもので、それこそフランス革命の契機になったと言われているほどなんです。
この「ラ・フォル・ジュルネ」というタイトルこそ、自分がクラシック音楽の分野で実現させたい夢、つまりクラシックで我々が出会う様々な境界を取り去りたいという思いにぴったりの言葉だと感じました。
ちなみにその第一回のラ・フォル・ジュルネのポスターは、モーツァルトがハナに親指を付けて指を広げた、いわゆるヒトを小馬鹿にした仕草をしたものだったんですよ。常識を覆そうとしていた、そんな破天荒なモーツァルトのイメージです。
アーティスティック・ディレクター ルネ・マルタン