2016の特徴

テーマは 「la nature ナチュール - 自然と音楽」

ルネ・マルタン

アーティスティック・ディレクター ルネ・マルタン

新潟のみなさん、こんにちは。
ラ・フォル・ジュルネのアーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンです。
今回のラ・フォル・ジュルネでは「自然」をテーマに掲げることにいたしました。

自然は最初の音楽家でした。鳥のさえずりや、水が流れる音、木の葉が風に揺すれる音など、自然は無限の音のパレットを持つ音楽家といえるでしょう。
そして、音楽は自然の模倣から始まりました。いつの時代も作曲家たちは自然に魅せられ、自然から多くのインスピレーションを得て数々の傑作を生みだしました。今回のラ・フォル・ジュルネでは、それらの曲を通して、美や芸術の源泉である「自然」へ、オマージュを捧げたいと思います。

プログラムは、バロックから現代まで300年にわたる音楽史の中から、季節、風景、動物、川など、さまざまな切り口で選曲しました。新潟の自然にちなんだプログラムもご用意しています。
クラシックファンの方には、作曲家や時代や地域による自然観の違いを聴き比べていただくことができる、とても興味深い音楽体験になることでしょうし、普段あまりクラシックに馴染みのない方も、どうぞご家族やお友達とピクニックに行くような気持ちで音楽祭にいらっしゃってください。自然から生まれた多彩で詩情豊かな音楽に触れて、イマジネーションの翼を存分に羽ばたかせていただけることでしょう。
驚きと発見とイマジネーションに満ちた音楽の旅「ナチュール」に、どうぞご期待ください!

テーマビジュアルの意味


2016年テーマビジュアル

illustrated by Yoshitoshi Shinomiya


「ナチュール - 自然と音楽」のテーマビジュアルは、画家の四宮義俊氏によるものです。四宮氏が美術背景とポスターイラストを担当した新海誠監督のアニメーション映画「言の葉の庭」に感銘を受けたルネ・マルタンの希望により、日本開催のための特別ビジュアルが実現しました。

神秘的な森の中にぽっかりと開いた空間。木漏れ日が揺れるその場所には、演奏されるのを待つかのように楽器が並んでいます。息をのむほどに美しいこの森の先には、自然から生まれた音楽のワンダーランドがお待ちしています。

 


四宮義俊

四宮義俊(しのみや よしとし)
美術家・日本画家。1980年生まれ。東京芸術大学大学院修了、博士号取得。伝統的な日本画をベースにした平面絵画を軸に、立体作品やアニメーション作品まで幅広く制作。映画『言の葉の庭』をはじめ「森や緑」をモチーフにしたビジュアル制作などでも活躍。
http://shinomiya.main.jp