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ラ・フォル・ジュルネ新潟 「熱狂の日」音楽祭2010 メイン会場4月30日 5月1日 テーマ ショパンとバロック

ルネ・マルタンより

ラ・フォル・ジュルネ新潟の開催に寄せて

昨年新潟を訪れ、街のエスプリがとても気に入りました。港湾都市で、海にとても近いことなど、ナントのエスプリに近いものを感じました。
市内のあちこちを巡りましたが、伝統的な家屋には感銘を受けました。同時に、コンサートが予定されている新しい地域もとても気に入りました。またホールの音響環境は抜群でした。この街でこそ、 "ショパンとバロック音楽の演奏家たち"或いは"ショパン、バッハ、ヘンデル"というテーマで、ラ・フォル・ジュルネの初回を飾ったら、とても興味深いものになるだろうと想像したのです。
ショパンが敬愛した作曲家がヨハン・セバスティアン・バッハであったことは、よく知られています。ショパンが6歳のとき、師であったジヴニイのおかげでバッハを見出しました。彼はその後一生、バッハの音楽を愛し続け、一日のはじめに毎朝バッハの「プレリュードとフーガ」を演奏しました。
18歳のとき、ショパンはベルリンでヘンデルの "聖セシリアの祝日のためのオード"を聴きました。そして、芸術的な強い感銘を受けたのです。ショパンにとってそれは音楽の"理想"でした。ヘンデルがバッハにどれだけ近いかは、言うまでもありません。
その後、ショパンは自分のコンサートで、たびたび歌手を招きヘンデルのオペラのアリアを歌ってもらいました。そのようなことから、新潟のラ・フォル・ジュルネは、ショパンが音楽的愛情を注いだ対象を眺め渡せるようになっています。
バロックとロマン派の名演奏家たちを招いて、ショパンの生誕200周年をともに祝いたいと思います。
新潟の皆さまを、私がプログラムした「音楽の豊かさを発見する冒険の旅」にお誘いしたいと思います。家族みんなでいらっしゃってください。バッハ、ヘンデルそしてショパンの偉大な作品に心を動かされることでしょう。
毎年、新潟で音楽の大きな感動を分かち合えるよう、再会を願って止みません。

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アーティスティック・ディレクター  ルネ・マルタン

プロフィール

フランス・ナント市郊外に生まれる。音楽と経営管理学を学び、1979年ナント市にCREA(芸術研究制作センター)を創設。故リヒテルやアルゲリッチら一流アーティストたちの全面的な信頼を得、1981年より南仏で世界最大のピアノ音楽祭「ラ・ロック・ダンテロン・ピアノ・フェスティバル」を開催。1988年よりフォントブロー修道院でのコンサートの芸術監督を務めるなど、数多くのコンサートやフェスティバルをプロデュース。
1995年、クラシックを取り巻く壁を壊し、誰にでも開かれたクラシック音楽祭を目指して、「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」をナントでスタートさせる。クラシックの常識を覆す画期的なコンセプトに貫かれたラ・フォル・ジュルネは、ヨーロッパの数ある音楽祭の中でも最もエキサイティングなクラシック音楽祭としてセンセーションを巻き起こした。その波はリオデジャネイロ、東京、金沢など世界6都市に拡がる。中でも東京でのラ・フォル・ジュルネは3年目にして来場者100万人を超え、世界最大級のクラシック音楽祭として注目を集める。
近年は、年間1200本以上のコンサートで手腕を振るう、屈指のカリスマ・プロデューサー。